子供の自立のために必要な実行機能とは?

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子供の自立のために必要な実行機能とは?
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KUUMA
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 息子(春から高校生)は、境界知能でADHD。

 保育園では加配あり。
 小学校・中学校ともに支援学級在籍。

 高校は公立で、初の普通クラス(支援学級なし)
 楽しく通えるのか!?心配です。

 このブログでは、悩んでいる人の参考になればいいなと
 思いながら、発達障害や知的障害について調べたこと、
 支援したこと、発達検査の体験談などを書いています。

 息子が幼い時の方が悩んでいたけど、今でもやっぱり
 迷ったり悩んだりしながら子育てしています。


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「障害児の自立」というテーマ、気になりません?

なかなか大変だろうとは思うけど、息子ぐらいの障害だと支援もないし、自立して生きていってくれることが子育ての最終目標。

そんなことを思っている時に、たまたま目に入った本がこれ。
発達障害の子どもの実行機能を伸ばす本
自立に向けて今できること

自立には多くのスキルが必要で、その中でも重要なのが実行機能なんだとか!


ということで、読んでみました。

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実行機能は、何かを完了させる力

実行機能について、こう書かれています。

実行機能とは、最後までなにかをやりとげるために必要な機能です。計画を立て、やる気を起こし、集中したり、適宜休んだりして、ものごとを完了させるための、脳のシステムです。

発達障害の子どもの実行機能を伸ばす本 自立に向けて今できること(10ページ)

実行機能は、実行能力と言い換えることもできるんだって。
確かに、「実行機能」と言うより「実行能力」と言うほうが何となく理解はしやすい。

その実行機能の要素は4つ。

1.意志

何をどこまでやるか目標を立て、始めようとする
➡ 目標は具体的に、実力より少し高く、少し遠くに設定する。

2.計画立案

目標を達成するために、手段や順番を決める
➡ 時間を見積もる。優先順位をつける。

3.継続と切り替え

目的のある行動を続けたり、臨機応変に切り替える
➡ 注意散漫になる原因への対策をする。
➡ 子供が集中できる時間をつかんで、その時間を1クールとしてスケジュールをつくる。

4.行動の調整

行動を監視し、効率的に進めるよう調整する
➡ 予定は中止や変更の案も用意しておく。
➡ 予定通り進まなくても、代わりのものがあると気付かせる。

ママさん
ママさん

実行機能って言葉だけみると、何だか難しい感じ

KUUMA
KUUMA

そうだよね~。聞きなれない言葉だし

学校から帰ったら宿題をするとか、宿題が終わったら明日の用意をするとか、学校でもらったプリントを忘れずに親に渡すとかそんなことも実行機能。

こうやってみると、実行機能は自立に向けてかなり重要な力だってわかるなぁ。

要するに、何もかも実行機能が必要ってことね?笑

ADHDの特性の中に実行機能の弱さがあります。
自立のために、実行機能の弱さへの対策をしっかりしていかないといけないね。

ほかにも、こんなことが書かれていたよ。

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実行機能を伸ばすサポートが必要

・長所をみつけ、苦手なことを手助け(38ページ)
・特性の理解とサポートは表裏一体(40ページ)
・どのくらいサポートするかみきわめる(42ページ)
・実力プラス1の課題を完了させる(44ページ)

発達障害の子どもの実行機能を伸ばす本 自立に向けて今できること
KUUMA
KUUMA

実力プラス1の課題って、なるほど!

簡単にできることをやっているだけでは成長しないし、難しすぎる課題をさせても結局できずに終わるし、頑張ってできた時の達成感を得られるようにしないとね。
達成感は、自己肯定感も高めてくれるし、サポートとひと言で言っても、親にとっても結構難しい課題な気がする💦

 

自立のために準備すること

・SOSを出せるように育てていく(54ページ)
・アドバイスを受け入れ、感謝できる子に(56ページ)
・弱点をカバーできる方法をみつけておく(58ページ)
・サポートはゆるやかに「引き算」していく(60ページ)
・親のもとから、先生や友だち、支援者へ(62ページ)
・学校や職場に「合理的配慮」を求める(64ページ)

発達障害の子どもの実行機能を伸ばす本 自立に向けて今できること

どれも大事だと思うけど、小さいうちから徐々に「弱点をカバーできる方法をみつけておく」ってすごく大事なポイントだと思っています!

例えば、ADHDだと忘れ物が多かったりする子ってわりといると思うけど、忘れないために自分に合った方法があるんだよね。
メモを書く方法が合う子もいるだろうし、書くだけじゃなくてそれを玄関に貼る方がいい子もいるだろうし、デジタル機器を使う方が合う子もいる。音声で聞く方が忘れない子もいるはず。

薬を飲むことも一案だしね。

自立への準備のひとつに、こんなことも書かれています。

大きなストレスがかかっても耐えて立ち直る力をレジリエンスといいます。子どものうちからレジリエンスを育てるのも、自立への準備のひとつです。

発達障害の子どもの実行機能を伸ばす本 自立に向けて今できること(59ページ)

ちょっと聞きなれないカタカナで読みにくくって覚えにくいけど、これは大事な力。
何事も失敗しないって無理だし、こうすれば良かった、次はこうしよう!と前を向ける力は何より必要なのかもしれない。

まとめ

98ページのうち、一部分だけ紹介しました。

自立に向けて今できることというタイトルから、気候体調によって着替えるとか、買い物に行って必要なものを買うとか、具体的なリストが載っているのかと思ったけど、それはなかったです。

でも、子供の自立に向けてどうやってサポートしていくか、ざっくり把握はできるかな。

小さなころから日常的に、実行機能を伸ばすことが必要です。
実力プラス1の課題ができるように、関わっていきたいですね!

 

息子
息子

↓こんな対策をしとるで!参考にしてな

KUUMA
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