周りの子と比べて、言葉が出ないと気になりますよね。個人差があるなんて当たり前に分かっているけど、ほかの子より発達に遅れがあるのでは?と焦ってしまう。親にできることはないのかな?何か障害があるのかな?そんな風に悩んでいる人もいるのではないでしょうか?
この記事では、1歳児の言葉についてまとめていきます。
言葉の発達の目安
月齢 | 言葉 |
---|---|
生後半年~1歳ごろ | 喃語(なんご) 「あーあー」「うーうー」など |
1歳~1歳半ごろ | 意味のある単語がいくつか 「ママ」「パパ」「ブーブー」など |
1歳半~2歳ごろ | 単語のふたつをくっつける2語文 「ママ ねんね」「ブーブー いた」など |
子どもは言葉をしゃべるまでに①たくさんの言葉を聞いて理解します。その後②気持ちを伝えたい!などと思うコミュニケーション能力が育ちます。それにともない③発声器官が発達して、しゃべりはじめます。
しゃべるより、たくさんの言葉を理解する方が先なんですね。
1歳半健診でみる言葉の発達

1歳半健診では、意味のある単語がいくつか出ているかどうかを確かめます。
言葉の発達は個人差が大きく、言葉が出ないからといって問題があるとは限りません。
言葉が出ていなくても「ブーブー、ちょうだい」と言った時に渡してくれるなど言葉による指示を理解していたり、「耳はどこかな?」などの質問に指差しで答えられていれば、言葉が出るのが遅いだけで焦る必要はありません。
母子手帳を見てみると、息子は1歳半で「パパ」「ママ」「マンマ」「ジュース」「ワンワン」「〇〇ちゃん(飼い犬の名前)」など・・・と記録しています。
そして、いつ2語文がでたのかは何の記録もありません。当時は記憶していたから、発達相談では困らなかったと思うけど、もう10年以上前のことなので今は記憶にも残っていません。のちのち発達の相談などで必ず聞かれるので、記録していてくださいね。
親ができること

言葉を聞いて覚えるからといって、テレビなど一方的な言葉のシャワーはよくありません。話しかけ方を工夫して、子どもとコミュニケーションをとりましょう。

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問題がない発達の遅れ
言われていることは理解できていて、しゃべることだけが遅れている場合は特発性言語発達遅滞(読み方▶)と呼ばれます。
これは、知的な遅れもなく、社会性にも問題がないのが特徴です。ほとんどの子どもは、就学前に言葉の遅れが追いつきます。「うちの子、4歳で急にしゃべり出して、その後の成長も問題ないですよー」なんて、たまに見聞きすることがありますが、それはこのタイプですね。
言われていることが理解できていないと、発達の遅れ(知的障害・発達障害)が疑われます。
参考 知的障害についての基礎知識やIQから発達年齢を計算する方法

1歳児の段階では、障害があるから言葉が出ていないのか、今は言葉が出ていないけどそのうち追いつくのかの判断が難しいです。
言葉は、個人差が大きいからあまり早くから心配しなくても大丈夫だけど、不安があれば1歳半健診で相談してみるといいですね。
もし将来、発達検査や療育手帳をとるとなった時に、発達の成育歴が必要です。
はじめての1歩とか、はじめての言葉は記録していたけど、人見知りはいつからですか?とか、保育園で加配はありましたか?とか(途中から加配がついたので、いつからかはちゃんと覚えてない)いくつかはっきり覚えてなくて、若干焦りました。覚えてないからダメだ!なんてことはないんですけどね。
念のため、言葉の発達も細かめに記録しておくことをおすすめします。
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